人物画であっても静物画であっても、絵画制作というものは、綿密な構想と精緻な作業に多大な時間と労力を要するものである。
画布に絵を描き始めるときには、予め隅々まで構成を決めて
おかなければならない。
画材は、毎日毎日、その日一日分だけを油と顔料から手作りで
自作しており、大量生産のケミカルな絵の具やキャンバスなどは
全く使用していない。
イタリアとフランドルから最高級の原材料を輸入し、偉大な
画家達の秘伝のレシピを参考に、絵の具、溶媒、画布なども
伝統的な技法にこだわって制作している。
常に高い完成度を目指して、完璧主義で制作にあたっているため、また、下地調整や油の乾燥などの純粋に技術的必要性から、
作品の種類とサイズにもよるが、納品まで最低でも数ヶ月は
かかる。